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診療科目のご案内専門分野 > 睡眠時無呼吸症候群
本人にはわからない睡眠の異常。家族や身近な人に、このような症状の方はおられませんか?
◆同居者からいびきや無呼吸の指摘がある人
◆日中の眠気やだるさを感じるような方、起床時の頭痛、夜間頻尿、抑うつ気分・意欲低下を自覚する方
◆居眠り運転で事故を起こした人、あるいは眠気のため運転業務がつらい方
◆高血圧、心臓疾患(不整脈・心不全)、糖尿病の治療中の方で、薬がたくさん処方されているのに、コントロールが
 うまくいっていない患者さん上記のような方は(睡眠時無呼吸症候群が隠れている可能性があります。)
▲睡眠時無呼吸症候群とは ▲原因と主な症状 ▲睡眠時無呼吸症候群の危険性 ▲睡眠検査について
 SASは高血圧や糖尿病などの生活習慣病と密接に関係しており、放置すると生命の危険に及ぶこともあります。
さらに、SAS特有の眠気は交通事故を起こす危険もあり、早期に適切な治療をすることが大切です。

(気道の閉塞などが原因で、睡眠中に何回も呼吸が止まってしまう病気です。症状としては、いびきや起床時の頭痛、日中の眠気、倦怠感などがあります。)
 睡眠時無呼吸(SAS)は、上気道(空気の通り道)が閉塞することにより起こります。閉塞の原因は、首周りの脂肪の沈着、扁桃肥大、アデノイド、気道へ舌が落ち込む、舌が大きい(巨舌症)、鼻が曲がっているなどがあげられます。
 また、欧米人のSAS患者さんは肥満している人がほとんどですが、日本人の中には顎が小さい(小顎症)ため、気道がふさがれやすく、やせているのにSASである方もいらっしゃいます。 ですので、SASの患者さん全員が太っていると思うのは間違いです。
 SASはさまざまな症状を伴います。いびき、日中の眠気、起床時の頭痛、睡眠中に脳が覚醒状態になる(中途覚醒)やインポテンツなどがあります。
交通事故
 SAS特有の昼間の眠気は、居眠り運転事故や労働災害などにつながります。2003年の山陽新幹線運転士さんの居眠り運転はこのSASの眠気によって起こったことでした。ある報告によると酩酊に近い飲酒状態の人より、重症SAS患者さんの方がハンドル操作ミスが多かったとのデータが出ています。
SASによる眠気ではありませんが、アメリカ睡眠調査「WAKE UP AMERICA」によると、スリーマイル島の原子力発電所の事故や、スペースシャトルチャレンジャーの事故は睡眠障害によって引き起こされたと報告されています。
たかが眠気と侮っていると大事故などを起こしかねません。 幸いSASによる眠気はSASをしっかり治療することでコントロールできます。心当たりのある方は早期に専門施設を受診されることをお薦めいたします。

合併症
 SAS患者さんの多くは高血圧、糖尿病、心臓病、脳卒中などの生活習慣病を合併しています。放置すると生命に影響を及ぼすことがあります。最近では肥満、糖尿病、高血圧、高脂血症の「死の四重奏」に「SAS」を加え、「死の五重奏」と言われることもあります。それほどSASは生命に関係している疾患です。
しかし、SASを治療することで「四重奏」を軽減できたり、予防することもできます。患者さんの中にはSAS治療をすることで高血圧のお薬を減量できた方もいらっしゃいます。適切な検査を行い、ご本人にあった治療を行うことが大切です。
       


 確定診断は睡眠ポリグラフィー検査で行います。 入院して頂き、脳波や心電図、胸腹部の動き、血中酸素飽和度などの検査端子を体に取り付けて一晩寝て頂きます。痛みは全くありません。得られたデータを解析して重症度を判定します。治療法として最も有効なのはCPAP(経鼻的持続陽圧呼吸)療法です。鼻マスクから気道に空気を送り込み、気道の閉塞を防いで無呼吸を軽減します。

  その他、扁桃肥大が原因の方では扁桃摘出術が適応となり、小顎症や歯の噛み合わせが原因の場合にはマウスピースを装着する方法もあります。軽症で肥満がある方ではダイエットだけで改善する場合もあり、栄養指導などを通して生活習慣の改善も同時に行います。






問診
 睡眠時無呼吸症候群の診断をする上で重要なのは外来時の問診です。生活習慣や眠気の程度(ESS検査が有用です)、合併症などについてお聞きします。
 無呼吸は夜寝ているときに起こるので、本人には分からないこともあることから、出来ればベッドパートナーに同席を頂く方がより的確に状態を知ることができます。
検査・診断
 無呼吸の原因や重症度を調べたり、治療方法を決定するために欠かせない検査です。この検査には二種類あり自宅に検査機器を持ち帰ってもらう簡易検査と、一泊入院での精密検査(ポリソムノグラフィー検査)があります。
 いずれも、睡眠の状態や呼吸の状態などを総合的に調べるための検査ですが、簡易検査で診断がつかない場合は、精密検査として脳波や心電図、血液中の酸素量などを測定するための多くのセンサー類を体に取り付けて行う入院検査が必要になります。 いずれの検査も痛みは無く、いつもと同じように眠っていただけます。また夜間のみの検査ですので一泊入院と言ってもお仕事を休むことなく実施できます。
 上記の検査で得られたデータを解析して睡眠時無呼吸の有無そして重症度を判定します。
治療
 治療が必要となった場合に治療法として最も有効なのはCPAP(経鼻的持続陽圧呼吸)療法です。鼻や口に装着したマスクから気道に空気を送り込み、気道の閉塞を防いで無呼吸を軽減します。

  その他、扁桃肥大が原因の方では扁桃摘出術が適応となり、小顎症や歯の噛み合わせが原因の場合にはマウスピースを装着する方法もあります。軽症で肥満がある方ではダイエットだけで改善する場合もあり、栄養指導などを通して生活習慣の改善も同時に行います。



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