
いびき・無呼吸・日中の眠気・朝のだるさ。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、眠っている間の呼吸の乱れによって、日常生活や生活習慣病にも影響することがあります。
睡眠時無呼吸症候群(SAS/Sleep Apnea Syndrome)とは、睡眠中に空気の通り道である上気道が狭くなったり塞がったりすることで、呼吸が何度も止まる、または浅く・弱くなる病気です。
呼吸が乱れることで睡眠の質が低下し、日中の眠気や倦怠感、集中力の低下など、日常生活にもさまざまな影響を及ぼすことがあります。
睡眠中に気道が塞がり、呼吸が一時的に止まります。
体が酸素不足を察知し、眠りが分断されます。
眠気・集中力低下・だるさにつながります。
高血圧や糖尿病などと関連することがあります。
慢性的にいびきをかく人は、普段から空気の通り道(上気道)が狭くなっています。 その状態が強くなると、気道が一時的に完全に塞がれてしまい、呼吸が止まる「無呼吸」が起こります。
空気の通り道が保たれ、鼻や口から入った空気がスムーズに肺へ流れます。
気道が狭くなり、空気が通るときにのどが振動して、いびきが発生します。
気道がさらに狭くなったり塞がったりすると、睡眠中に呼吸が止まります。
睡眠時無呼吸症候群は、夜間だけでなく、朝や日中の不調として現れることがあります。
「太っている人だけの病気」と思われがちですが、日本人はあごが小さく気道が狭くなりやすいため、体型にかかわらず発症することがあります。
SASは単なる「いびき」だけの問題ではありません。睡眠中に呼吸が止まることで体が低酸素状態となり、さまざまなリスクにつながることがあります。
夜間に無呼吸を繰り返すことで、交感神経の緊張や酸化ストレス、炎症反応、代謝異常などが起こりやすくなります。 その結果、高血圧、糖尿病、脳血管障害、虚血性心疾患などのリスクを高めることがあります。

SASによる日中の強い眠気は、居眠り運転事故や労働災害につながる危険があります。
航空・鉄道・輸送分野などでも、睡眠障害が事故の一因として指摘された事例が報告されています。
「ただの眠気」と軽く考えず、気になる症状がある場合は早めの相談が大切です。

まず外来で、昼間の眠気の程度、既往歴、体調の変化、いびきや無呼吸の有無などを確認します。 必要に応じて、ご自宅で行う簡易検査や精密検査をご案内します。

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ご自宅で検査機器を装着して就寝し、睡眠中の呼吸状態や血液中の酸素濃度を確認します。
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必要に応じて1泊入院で、脳波・心電図・呼吸状態などを詳しく調べる精密検査を行います。
検査結果をもとに重症度を判定し、症状や原因、生活背景に合わせて治療方法を検討します。
軽症の場合や肥満が関係している場合には、体重管理、横向き睡眠、飲酒量の調整、睡眠薬の見直しなどを行います。

鼻に装着したマスクから空気を送り、睡眠中に気道がふさがるのを防ぐ治療です。継続することで、日中の眠気や起床時の頭痛、だるさの改善が期待できます。

あごが小さい、噛み合わせが原因の場合には、睡眠中に装着するマウスピースを使用することがあります。
※スリープスプリント治療を保険適用で行うためには、医科での睡眠検査により「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」と診断される必要があります。まずは一度ご相談ください。

扁桃肥大や鼻づまりなど、上気道の狭さが無呼吸に関係している場合には、耳鼻咽喉科での治療をご案内することがあります。
SNORING / SLEEP DISORDER
「寝ても疲れが取れない」 「家族からいびきを指摘された」 「日中に強い眠気がある」 などのお悩みがある方は、 睡眠障害内科(いびき・無呼吸など睡眠のご相談)ページもご覧ください。
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