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西原セントラルクリニック>> 長引く咳にご用心



◆ はじめに
 内科の外来を訪れる患者さんの主訴で一番多いのは「咳」といわれています。咳が長引く場合には、まずレントゲン検査で肺に異常があるかないか?を区別することが重要です。レントゲンに異常がない場合には、感冒の後に咳だけが持続する「感染後咳嗽」、アレルギー素因を有する患者にみられる「アトピー咳嗽」、喘鳴や息苦しさなどの通常の喘息症状をともなわず咳のみを症状とする「咳喘息」、あるいは典型的な喘息症状がなく咳だけがめだつ「気管支喘息」の頻度が高いです。一方、レントゲンに異常が見られる場合には、肺炎や結核、肺癌、間質性肺炎、肺気腫など重篤化する病気を早期に診断治療していく必要があります。呼吸器疾患以外にも、心不全や胃食道逆流症、副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎による後鼻漏、薬剤性咳嗽、心因性咳嗽などが隠れている場合があります。こうした病気を診断・治療していくには、呼吸器やアレルギーの専門医を受診することをお勧めします。


遷延性・慢性咳嗽の原因疾患と頻度
出典:J Asthma. 2013;50:932-7.
遷延性ないし慢性咳嗽の原因(成人)
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◆ こんな方はご注意
◆タバコを吸っている人
タバコを吸っているから咳がでる・・・と放置せずに、癌やCOPD、間質性肺炎などの病気が隠れている可能性があります。
◆「咳止め」をよく飲む人
通常の感冒で咳止めを内服するのはかまいませんが、慢性的にあるいは頻回に咳止めを飲む人は、
その原因が何であるのかをきちんと診断する必要があります。適切な治療を行い、咳止めを飲まなくていい状態にしましょう。
◆咳を主訴に色んな病院を転々としている人
非専門医を受診した場合、初診の患者さんには「風邪だろう?気管支炎だろう?」といって対症療法のみで終わることが多いです。
専門医の元で、診断・治療を受ける必要があります。
◆「咳喘息」といわれているが、咳が続く人
今や「咳喘息」が有名になって、充分な検査もせずに、「咳=咳喘息」と診断しまう医者も少なくありません。
治療が奏功すればよいですが、咳が続く場合には、治療が不十分であったり、診断そのものが違うことがよくあります。
◆ずっと風邪をひいています、あるいはしょっちゅう風邪をひきます
風邪にかかるのはは平均的に年に2~3回といわれています。そして基本的には2週間以内に自然になおります。
従って、頻回に風邪症状だと思う人や風邪症状が3週間を超える場合には、風邪ではなく他の病気の可能性が高いですので受診をお勧めします。
 
◆ 当院で実施できる検査
レントゲン・CT検査
呼吸器系に肺結核・肺炎・肺癌などの異常がないか画像診断します。

肺機能検査
空気の通り道である気管支の太さや肺活量を調べることにより、気管支喘息やCOPDなどの
病気を診断します。

一酸化窒素(NO)検査
気管支喘息による気道炎症の有無を調べます(予約制)。

血液検査
アレルギーや感染症の有無を必要に応じて検査します。
 
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