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胸やけ・胃もたれが続く方へ

つらい胸やけ・胃もたれ、放置していませんか?

知っておきたい原因と受診の目安

岩本拓也 医師|下山記念クリニック(東広島市)
下山記念クリニックの 岩本 です。
今回は、多くの方が経験する「胸やけ」「胃もたれ」の症状について、その原因と受診の目安をお話しします。

季節の変わり目で朝晩はすっかり涼しくなってきましたね。
それでも、
「食後に胸がムカムカする」
「少し食べただけで胃が重くなって、お腹が張る」
といった胸やけ・胃もたれの症状に悩まされている方が非常に多くいらっしゃいます。

「年齢のせいかな?」
「食べすぎただけだから大丈夫」
と、市販薬で済ませてしまっていませんか?

つらい胸やけ・胃もたれ、放置していませんか?|下山記念クリニック(東広島市)

「年齢のせいかな……?」

「ただの食べすぎだから大丈夫」

「病院に行くほどでもない気がする……」

実は、当院の外来にも、同じような胸やけ・胃もたれの症状で来院される患者さんが非常に多くいらっしゃいます。

今回は、消化器の専門医として、胸やけ・胃もたれが起こる原因と、クリニックを受診すべきサインについて分かりやすく解説します。

1. 「胸やけ」と「胃もたれ」の違いとは?

似たような症状に思えますが、実は原因や起こっている場所が少し異なります。

胸やけのイメージイラスト

胸やけ(胸が熱い、酸っぱいものが上がってくる)

強い酸性を持つ「胃酸」が、食道に逆流して炎症を起こすことで起こります。

胃もたれのイメージイラスト

胃もたれ(胃が重い、食べ物がずっと残っている気がする)

胃の動き(食べ物を十二指腸へ送り出す力)が低下し、消化がスムーズに進まないことで起こります。

2. 日常生活に潜む主な原因

一時的な症状の場合、多くはライフスタイルや食習慣が関係しています。

日常生活に潜む主な原因

  • 油っこいもの・甘いものの食べすぎ:消化に時間がかかり、胃に大きな負担をかけます。
  • 早食い・食べすぎ:胃が急激に引き伸ばされ、動きが低下します。
  • 食後すぐに横になる:重力が使えないため、胃酸が食道へ逆流しやすくなります。
  • ストレスや自律神経の乱れ:胃の動きや胃酸の分泌は自律神経がコントロールしており、ストレスがかかると胃の動きがピタッと止まってしまうことがあります。

3. 注意したい「胃と食道の病気」

症状が長引く場合、以下のような病気のサインかもしれません。

胃食道逆流症(GERD)/ 逆流性食道炎

胃酸が食道に逆流し、食道の粘膜が荒れてしまう病気です。

機能性ディスペプシア(FD)

検査をしてもがんや潰瘍などの異常が見つからないにもかかわらず、胃の動きが悪かったり、胃の知覚過敏が原因で慢性的に胃もたれやみぞおちの痛みが続いたりする現代病です。

胃潰瘍・十二指腸潰瘍

胃酸によって胃や十二指腸の粘膜が深く傷ついてしまう病気です。ピロリ菌感染や痛み止め(NSAIDs)の飲みすぎが原因になることがあります。

胃がん

初期は無症状のことが多いですが、進行すると胃もたれや食欲不振、体重減少などが現れます。

胃カメラ検査で使用する経鼻内視鏡のイメージ

4. 【受診の目安】こんな症状があれば、すぐ当院へ!

以下のような症状が一つでも当てはまる場合は、自己判断で市販薬を飲み続けず、お早めに当院(消化器内科)を受診してください。

こんな症状はご相談ください

  • ・症状が2週間以上続いている
  • ・食べ物が喉や胸につかえる感じがする
  • ・短期間で急激に体重が減った
  • ・便が真っ黒である(胃や十二指腸からの出血のサイン)
  • ・市販の胃腸薬を飲んでも症状が改善しない

胸やけや胃もたれは、体からの大切なサインです。

我慢を続けず、どうぞお気軽に当院へご相談ください。皆様の快適な毎日の食生活をサポートいたします。

つらい胸やけ・胃もたれでお悩みの方へ

下山記念クリニックでは、詳しい問診のうえ、必要に応じて胃カメラ(上部消化管内視鏡)検査をご提案しています。
鼻から入れる細いカメラ(経鼻内視鏡)や鎮静剤を使用した、負担の少ない検査も行っておりますので、まずはお気軽にご相談ください。

胸やけ・胃もたれについてよくあるご質問

胸やけや胃もたれは、どのくらい続いたら受診すべきですか?

症状が2週間以上続く場合や、市販薬を飲んでも改善しない場合は、自己判断で様子を見続けず、消化器内科を受診することをおすすめします。

食べ物がつかえる感じや体重減少、黒い便を伴う場合は、期間にかかわらず早めにご相談ください。

市販の胃腸薬を飲んでいれば、そのまま様子を見ても大丈夫ですか?

一時的な食べすぎなどが原因の症状であれば、市販薬で改善することもあります。

ただし、症状を繰り返す場合や、市販薬を飲んでも改善しない場合は、逆流性食道炎や胃潰瘍など、隠れた病気のサインである可能性もあるため、早めの受診をおすすめします。

胃カメラ検査は痛いですか?鎮静剤は使えますか?

当院では、鼻から挿入する細い経鼻内視鏡や、鎮静剤(眠り薬)を使用した検査に対応しており、患者様の負担をできるだけ軽減できるよう努めています。

ご希望や体の状態に応じて選択いただけますので、診察時にお気軽にご相談ください。

ストレスが原因の胃もたれには、どのような治療を行いますか?

ストレスが関係する胃もたれには、胃の動きを整えるお薬や、胃酸の分泌を抑えるお薬などを用いた治療を行っています。

あわせて、症状につながりやすい生活習慣についてもアドバイスをしています。

ピロリ菌の検査も一緒に受けられますか?

はい。胃カメラ検査にあわせて、ピロリ菌の検査を行うことも可能です。

ピロリ菌は胃潰瘍や胃がんのリスクにも関わるため、気になる方は診察時にご相談ください。

症状だけで、逆流性食道炎か胃がんかを見分けることはできますか?

胸やけや胃もたれの症状だけでは、逆流性食道炎や機能性ディスペプシア、胃潰瘍、胃がんなどを正確に区別することはできません。

原因を正確に把握するためにも、必要に応じて胃カメラ検査を受けることをおすすめしています。

このコラムを書いたのは…

岩本拓也 医師|下山記念クリニック(東広島市)

院長 岩本 拓也 医師(消化器内科 / 肝臓内科)

【主な経歴】
2004年 山口大学医学部卒業 / 山口県総合医療センター、山口大学附属病院、小郡第一総合病院、尾中病院などで消化器内科を中心に研鑽 / 2025年より下山記念クリニック勤務

【資格・所属学会】
日本内科学会認定内科医 / 日本肝臓学会専門医 / 日本消化器内視鏡学会専門医 / 日本消化器病学会専門医 / 日本門脈圧亢進症学会技術認定医

肝臓病、消化器疾患に関する専門的な知識と経験をもとに、患者様一人ひとりに寄り添った診療を心がけています。ご不安・ご相談がありましたら、お気軽にご来院ください。

〒739-0041 
広島県東広島市西条町寺家7432-1

電話でのお問い合わせ・ご相談TEL.082-424-1121

受付時間/
〈午前〉8:30~12:30〈午後〉13:40~17:30

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土曜午後は14:00~17:00

訪問診療初回のご相談はお電話にて受付いたします。
(下山記念クリニック内 地域連携室)

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