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下山記念クリニックの粟屋です。
今回は、健康診断でもよく目にする【赤血球】と【ヘモグロビン】についてお話します。 |
健康診断の結果で「貧血気味ですね」と言われたことはありませんか?
貧血の判断でよく見られるのが、赤血球の中に含まれるヘモグロビン(Hb)という成分です。
赤血球は、肺で取り込んだ酸素を全身へ運び、代わりに二酸化炭素を回収してくる細胞です。いわば、身体のすみずみまで酸素を届ける「運び屋」のような存在です。
そして、その赤血球の中で実際に酸素を抱えて運んでいるのがヘモグロビンです。
ヘモグロビンが少なくなると、全身へ十分な酸素を届けにくくなります。これが一般的に「貧血」と呼ばれる状態です。
酸素が足りない状態になると、身体はなんとか不足を補おうとします。その結果、次のような症状が出ることがあります。
「昔から貧血気味だから」「鉄剤を飲めばよい」と思われがちですが、貧血は原因を確認することがとても大切です。
貧血の原因として最も多いのは鉄不足ですが、それだけではありません。
たとえば、胃や大腸などの消化管から少しずつ出血している場合や、血液を作る骨髄の働きに問題がある場合、慢性の炎症や腎臓の病気が関係している場合もあります。
つまり、貧血は「病名」ではなく、身体の中で何かが起きていることを示す状態です。
大切なのは、ヘモグロビンの数値だけを見るのではなく、なぜその数値になっているのかを調べることです。
一方で、ヘモグロビンや赤血球の数値が高すぎる場合もあります。
このような状態を「多血症」と呼ぶことがあります。血液が濃くなり、血管の中で血のかたまりができやすくなると、血栓症のリスクが高まることがあります。
脱水や喫煙、睡眠時無呼吸症候群などが関係することもありますが、まれに血液の病気が背景にある場合もあります。
「数値が高いなら元気ということでは?」と思われるかもしれませんが、高すぎる数値にも注意が必要です。

赤血球やヘモグロビンの異常は、健康診断で偶然見つかることも多い項目です。
症状が軽い場合や、日常生活に大きな支障がない場合でも、原因によっては詳しい検査が必要になることがあります。
特に、貧血を繰り返す場合、鉄剤を飲んでも改善しにくい場合、男性や閉経後の女性で貧血を指摘された場合は、消化管出血などを含めた確認が大切です。
貧血や多血症は、血液検査の数値だけで判断するものではありません。
年齢、性別、症状、過去の検査結果、内服薬、生活習慣などを総合的に見ながら、原因を考えていく必要があります。
下山記念クリニックでは、血液内科専門医が、赤血球やヘモグロビンの異常について原因を確認し、必要に応じて適切な検査や治療をご提案します。
健康診断で貧血や多血を指摘された方、疲れやすさや息切れが気になる方は、お気軽にご相談ください。
ヘモグロビンは赤血球の中にある成分で、酸素を全身へ運ぶ役割があります。 ヘモグロビンが少なくなると、身体が酸素不足になり、だるさや息切れなどの症状が出ることがあります。
鉄不足が原因のことが多いですが、それだけではありません。 消化管からの出血、骨髄の病気、慢性炎症、腎臓の病気などが関係することもあります。
はい。脱水など一時的な原因のこともありますが、多血症や睡眠時無呼吸症候群などが関係する場合もあります。 数値が高い状態が続く場合は、一度医療機関での確認をおすすめします。
症状がなくても、一度確認することをおすすめします。 貧血は身体からのサインであり、原因によっては詳しい検査が必要になることがあります。
自己判断で鉄剤を飲む前に、まずは原因を確認することが大切です。 貧血の原因によっては、鉄剤だけでは不十分な場合や、別の検査・治療が必要な場合があります。
健康診断で赤血球・ヘモグロビンの異常を指摘された方は
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