![]() |
下山記念クリニックの粟屋です。
今回は、出血を止めるために働く血小板についてお話します。 |
転んで膝をすりむいたとき、しばらくすると自然に血が止まります。
これは、血液中にある血小板が傷口に集まり、出血している部分をふさいでくれるためです。
血小板は、いわば血管の破れを素早く補修する「補修職人」のような存在です。
数が少なすぎると血が止まりにくくなり、多すぎると血管の中で血のかたまりができやすくなることがあります。
血小板が少ないと、出血を止める力が弱くなります。
そのため、次のような症状が出ることがあります。
血小板が減る原因には、肝臓の病気、免疫の異常、薬の影響、感染症、骨髄の働きの低下など、さまざまなものがあります。
なかには、血液特有の病気が隠れていることもあるため、数値の低下が続く場合は注意が必要です。
血小板は出血を止めるために必要な細胞ですが、多すぎても問題になることがあります。
血小板が必要以上に増えると、本来ふさぐ必要のない場所で血のかたまりを作ってしまうことがあります。
血小板が高い状態が続くと、血栓症に注意が必要です。
血栓が血管をふさいでしまうと、脳梗塞や心筋梗塞などにつながることがあります。
血小板が高くなる原因には、炎症や感染、鉄欠乏、手術後など一時的なものもあります。
一方で、血液の細胞が異常に増えてしまう病気が原因となることもあります。
血小板の異常は、症状がはっきり出ないまま健康診断で見つかることもあります。
「少し基準値を外れているだけだから大丈夫」と思われるかもしれませんが、数値の変化が続いている場合は確認が必要です。
特に、血小板だけでなく、赤血球や白血球にも異常がある場合は、血液全体の状態を詳しく見ることが大切です。
血小板の異常がある場合、数値だけでなく、ほかの血液検査項目や症状、薬の使用状況、肝臓の状態、炎症の有無などを総合的に確認します。
必要に応じて追加の血液検査や画像検査を行い、治療が必要な状態かどうかを判断します。
血小板は、少なすぎても多すぎても注意が必要な細胞です。
ただし、血小板の異常があるからといって、必ずすぐに治療が必要というわけではありません。
精密検査の結果、経過観察でよい場合もあります。
大切なのは、なぜ数値が変化しているのかを確認し、「治療が必要な状態なのか」「様子を見てよい状態なのか」を見極めることです。
健康診断で血小板の異常を指摘された方は、放置せず一度ご相談ください。
血小板は、出血したときに傷口に集まり、血を止める働きをする血液中の細胞です。 血管の破れを補修する役割があります。
青あざができやすい、歯ぐきから血が出る、鼻血が止まりにくい、皮膚に点状の赤い湿疹が出るなどの症状が出ることがあります。
はい。血小板が多すぎると、血管の中で血のかたまりができやすくなり、血栓症のリスクにつながることがあります。
必ずしもすぐに治療が必要とは限りません。 一時的な変化や経過観察でよい場合もありますが、原因を確認することが大切です。
はい。症状がなくても、数値の異常が続く場合や、ほかの血液検査項目にも異常がある場合は、一度医療機関での確認をおすすめします。
健康診断で血小板の異常を指摘された方は
お気軽にご相談ください。
電話でのお問い合わせ・ご相談TEL.082-424-1121
受付時間/
〈午前〉8:45~12:30〈午後〉13:40~17:30
火曜日午後は14:30〜17:30
土曜日午後は14:00~17:00
訪問診療初回のご相談はお電話にて受付いたします。
(下山記念クリニック内 地域連携室)