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【第2回フットケア講座】フットケアの現場を取材してきました。

更新日:2024年6月19日 / 投稿日:2024年6月4日

介護の現場へ密着

 

前回はフットケアの解説や概要をお伝えしました。↓

>>第1回に続き<<今回はフットケアの現場へ足を運び取材をしてきました。

【第2回フットケア講座】フットケアの一部を取材させていただきました。

フットケアの意味や重要性を専門家に聞いてみました
山口さん

介護施設では寝たきりの方や身体が不自由な方が多くいらっしゃいます。
そういった方は足を使うことなく日常生活を送ることで、爪が変形し巻き爪になります。
ご自身で常に清潔にすることも難しくなってくるので、衛生面に関しても注意して生活をしていただけなくてはなりません。


多忙な現場ではスタッフがフットケアに割く時間が限られることがよくあります。そのため、山口さんのような専門家がますます需要が高まっています。山口さんのような方は専門知識を持ち、効率的にフットケアを提供できるので、スタッフの負担を軽減しつつ、利用者の足の健康を守ることができます。

実際に巻き爪ケアの現場を見てみる

 

今回山口さんがお邪魔したのは医療法人好縁会が運営する「ふれあいの里」になります。

「ふれあいの里」は東広島市西条町にある老人介護施設です。下山記念クリニック敷地内にあり、医療と介護の連携体制が整っている施設です。

ご利用者様はご自身でケアが難しく、衛生面もケガのリスクも高くなっている状態です。

 

【第2回フットケア講座】フットケアの現場を取材させていただきました。

今回のご利用者様は爪の内部に汚れなどが溜まり爪が盛り上がったような変形を起こしています。
このままでは病気と巻き爪によるケガのリスクが高まりますのですぐに処置を行います。

使用する道具

【第2回フットケア講座】フットケアの一部を取材させていただきました。

爪切りニッパー、ゾンデ、やすり

【第2回フットケア講座】フットケアの一部を取材させていただきました。

変形した爪や汚れなどを削るリューター

実際のケアを見せていただきました

フットケアの意味や重要性を専門家に聞いてみました
山口さん

まずは爪切りからですが、爪の変形も見られるので切除できない爪は削って整えます。
汚れと爪を削る際には注意が必要です。
この時、ご利用者様によっては足を触られるのを嫌がり足を動かして抵抗される方もいらっしゃいますので、爪切りでけがをしないように細心の注意を払って行います。

 

【第2回フットケア講座】フットケアの現場を取材してきました。

【第2回フットケア講座】フットケアの一部を取材させていただきました。

※写真撮影の許可済み。

フットケアの意味や重要性を専門家に聞いてみました
山口さん

爪だけではなくひざから下も入念にチェックします。
乾燥や何かしらの原因でけがをしている事もあるので、見つけ次第処置も行っていきます。
この方も乾燥気味なのでしっかりと保湿していき清潔にすることが出来ました。

 

【第2回フットケア講座】フットケアの一部を取材させていただきました。

これにて現場でのケア完了です。

フットケアの意味や重要性を専門家に聞いてみました
山口さん

人それぞれの症状に合わせてケアの内容が細かく変わってきます。
若い方は足のトラブルが起こらないように、今から意識して足のケアをしてみてください。
特に「清潔と保湿」を意識。それだけでも足のトラブルがかなり軽減できると思います。
歩行も巻き爪を予防する手段の一つですし、健康維持にも大いに役立ちます。

 

もっと足の事を知るために

足を守ることは健康寿命の延伸や介護予防にも直結し、ご利用者様・ご家族様の負担を大きく軽減できます。 特に高齢者のフットケアは、トラブルの予防と改善、足の機能の回復や向上、体全体へ良い影響をもたらしたり生活の質の向上などに効果的です。フットケアで、足元から全身に至るまで元気になりましょう!

 

第7回足フェスin広島ポスター

【第2回フットケア講座】フットケアの一部を取材させていただきました。

【第2回フットケア講座】フットケアの一部を取材させていただきました。

【第2回フットケア講座】フットケアの一部を取材させていただきました。

 

 

次回の記事もお楽しみに!

 

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