安佐南区で第一回くらしの保健室開催
1. 【くらしの保健室】日常の困りごと、誰に相談すればいいの?
普段の暮らしのなかで、自分自身や家族、友人、パートナーのことなど、心配や困りごとが発生した時に、「誰に相談したらよいのだろう」と考えたことはありませんか?
友人や近所の人に相談することが多いと思いますが、例えば病院に行くほどではないけれど、「気になる健康のことを医療の専門職である看護師に聞いてみたい」「生活相談なんて大きなことではないけれど、少し自分や家族の将来が不安」「近所や地域で気になることがある時に、福祉や介護の専門職である社会福祉士や介護支援専門員に聴いてもらえたら安心」といった時に、気軽に相談できる場所が「くらしの保健室」です。
2. 医療福祉専門職によるサポート
私たち医療福祉専門職は、日々の業務や実践のなかで、医療や介護、福祉を必要とされている方々の支援を病院や施設、在宅などの様々な場所で行っています。そういった経験が少しでも地域の皆様のお役に立てたらと思い、この活動を始めました。
3. 第1回目の「くらしの保健室」はどんな内容?
今回の「くらしの保健室」は、令和6年10月7日に東原集会所(広島市安佐南区)で定期開催されている「オレンジカフェ~かようてみんさい~」の後、少し場所をお借りして開催しました。医療福祉専門職がカフェ参加者の席をまわり、看護師による健康チェックのための血圧測定、血中酸素飽和度の測定をしながら、ざっくばらんにお話をさせていただきました。
※オレンジカフェ「かようてみんさい」の詳細
https://koenkai-gr.jp/care/cafe/
~参加者の声~
以下、お話した内容の抜粋です。
- 昔、病気をしてペースメーカーをつけている。血圧は自分でも測るようにしているが、看護師さんに測ってもらえると安心する。
- この頃腰が曲がってきた。どうしたらよいのか。
- 一人になったので友達が「ちゃんと食べとる?寝とる?」と心配してくれる。やっと食べられるようになった。頑張ろうと思う。
- 今年は暑かったら出かけるのが怖かった。どの程度の暑さだったら安心なんだろうか。
- 娘が近くにいるし、ご飯を持ってきてくれて嬉しい。でも子どもたちの生活があるから気を使うんよ。
- 今まで一人でやってきたけど、今度から素直に子どもに「お願いね」と言ってみようと思う。
- 親が糖尿病なので自分も気を付けようと、食事を薄味にしたり、食べ過ぎないようにしたりしている。出かけるように心がけている。
4. 今後の活動と目指す姿
このように参加者の皆さんから、普段の生活や環境の変化に対する「不安や寂しさを感じるけれど前向きで頑張ろう」というお話をたくさん聴かせていただきました。「聴いてもらうだけですっきりする」「話せてよかった」とありがたいお言葉もたくさんいただきました。
第一回目の活動で、私たちも学ばせていただくお話がたくさんありました。これからもこの活動を続けていき、「くらしの保健室は集い話せる場所。そこに添ってくれる医療福祉専門職がいる」「今日はくらしの保健室がある日だね。よし、ちょっと話に行ってみよう」と思っていただけるように、「くらしのなかにとけ込んだくらしの保健室」を目指して活動していきます。
5. 相談は予約不要・無料です
相談には予約は不要。もちろん無料です。みなさんぜひ、お気軽に立ち寄ってみてください。