令和7年1月8日、認知症カフェ一水にて好縁会理事長の下山直登による講演が行われました。
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認知症の原因と予防についての内容で、スライドを用いた具体的なお話に、参加者は真剣に耳を傾けていました。
一般的には脳の病気という認識ではありますが、実は運動や食が大きく関係していることを説明。
その中でも重要な要因となる言葉が3つ出てきました。
■フレイル…
年をとって身体機能(筋力など)や認知機能が低下したり、社会活動が低下した状態で、「要介護予備軍」「認知症の準備段階」と言われる。
このフレイルは以下の2つの要素が見られるとフレイルと認定される。
①サルコペニア…
加齢に伴う筋力の減少、又は老化に伴う筋肉量の減少の事。
②ロコモティブシンドローム(ロコモ)…
筋肉や骨などの機能が低下し、日常生活も制限されてしまう状態の事。
上記の状態にならないよう、下山理事長は効果的な運動方法を提案。
食事の摂り方についても日常的に考えなくてはなりません。
例えばタンパク質の重要性。
おおよその目安として、体重1kgあたり1gのタンパク質が1日に必要とされています。
※例…体重50kgの場合、1日あたりタンパク質は50g必要。
これらの対策を講じる事により、健康寿命を大きく伸ばすことも可能になってくると解説。
また、口腔機能維持、積極的な社会活動への参加も認知症予防には効果的、という事だそうです。
講演終了後に実施されたアンケートによると、内容に満足した参加者が多数。
「良い内容でした」「食生活を見直すきっかけになります」などの意見があったようです。
今後の講演内容についてもより詳細な内容で、という要望も多く、大好評で講演は終了いたしました。
参加者の声が上がったように、認知症に対する興味が少しでもあれば、こういった講演が家族や友人を支えるキッカケになるかもしれません。