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帯状疱疹予防接種|シングリックス・乾燥弱毒水痘生ワクチン

更新日:2023年10月30日 / 投稿日:2023年8月30日

帯状疱疹は予防できる感染症の一つです。帯状疱疹を知り、適切な対策を行うことで発症リスクを減少させることができます。

帯状疱疹とは??

帯状疱疹(たいじょうほうしん、英: Herpes zoster)は、多くの人が子どもの時に感染する【水ぼうそう】と同じ【水痘帯状疱疹ウイルス】(Varicella-Zoster virus)が引き起こす皮膚の病気です。

 

帯状疱疹のメカニズム

帯状疱疹への感染経路 潜伏期間 再活性化 発症
【感染】
はじめての感染【水ぼうそう】として発症
【潜伏】
治った後もウイルスは長い間体内に潜伏 (普段は免疫力によって活動が抑えられている)
【再活性化】
加齢やストレスなどで免疫力が低下し ウイルスが暴れだす
【発症】
ウイルスは神経に沿って移動し皮膚に到達 【帯状疱疹】を発症

 

水痘ウイルスの【再活性化】

水ぼうそうが治った後も、ウイルスは体内(神経節)に潜伏しています。

 

体の免疫機能が低下(過労やストレスなどで)すると、体内に潜伏していたウイルスが再活性化して、帯状疱疹を発症します。

 

帯状疱疹の症状

個人差がありますが、多くは、はじめに皮膚に神経痛のような痛みが起こり、その後皮膚症状が現れます。

体の左右どちらかの神経に沿って、痛みを伴う赤い発疹と水ぶくれが多数集まって帯状に生じます。
症状の多くは上半身に現れ、顔面、特に目の周りにも現れることがあります。

皮膚症状では、皮膚の違和感やかゆみ、しびれとして感じる程度から、ピリピリ、ズキズキ、チクチク、針で刺されたような痛みや、焼けるような夜も眠れないほどの激しい痛みまで様々です。

 

合併症 帯状疱疹後神経痛(PHN)

帯状疱疹による神経の損傷がひどい場合、皮膚の症状が治った後も深刻な痛みが残ることがあります。

これは「帯状疱疹後神経痛」(PHN)と呼ばれ、最もよくみられる合併症です。

 

他にも、帯状疱疹が現れる部位によって、角膜炎、顔面神経麻痺、難聴などの合併症起こる場合があります。

 

帯状疱疹は50歳以上で増加??

帯状疱疹は50歳以上で増加し、80歳までに日本人の3人に1人が発症するといわれています。

発症には年齢が大きく関係し、高齢になると発症しやすくなります。
加齢による免疫機能の低下が原因と考えられています。

帯状疱疹 年代別 発症率

画像引用:帯状疱疹.jp


また、骨髄移植や臓器移植後、白血病や悪性リンパ腫のような血液がん、全身性エリテマトーデス(SLE)の方など、免疫機能が低下している方も帯状疱疹になる割合が高くなっています。

 

水ぼうそうにかかったことのない人は??

実は胎児期にかかっていたり、生後のワクチン接種による感染で、日本人では15歳以上の概ね9割以上が、体内に水痘・帯状疱疹ウイルスに対する抗体を持っています。
(抗体を持っている=帯状疱疹を発症する可能性がある)

 

しかし、稀に感染を避けてこられたため、大人になって水ぼうそうを発症する人がいます。


大人の水ぼうそうは、子どもの発症に比べ重症化しやすい傾向があります。


発疹がひどかったり、口腔内に発疹ができ食事に支障が出たり、上気道の発疹が原因で呼吸困難になるなど、入院が必要となるケースもあります。

 

帯状疱疹は予防できる感染症の一つです

帯状疱疹の予防について(予防接種・ワクチン)帯状疱疹の予防には、ワクチン接種が有効です。

 

水ぼうそうにかかったことがある人は、すでに水痘・帯状疱疹ウイルスに対する免疫を獲得していますが、加齢とともに弱まってしまいます。

帯状疱疹ワクチンの接種は、特に帯状疱疹の発症リスクを低減するために効果的な手段の一つです。

改めてワクチン接種を行い、免疫を強化することで帯状疱疹を予防することができます。

 

現在、以下の2種類のワクチン接種が可能です。

 

帯状疱疹予防接種

乾燥弱毒水痘生ワクチン シングリックス
種類 生ワクチン 不活化ワクチン
接種方法
回数
皮下注射
1回
筋肉注射
2回
(2~6か月後)
対象年齢 制限なし 50歳以上
予防効果 51.30% 50歳以上:97.2%
70歳以上:89.8%
帯状疱疹後神経痛抑制効果 66.50% 50歳以上:100%
70歳以上:85.5%
継続期間 5年程度 9年以上
副反応 軽度の接種部位の痛み
腫れ、発赤
*3日~7日で消失
接種部位の痛み、腫れ
発赤、倦怠感、頭痛
 *3日~7日で消失
接種方法 皮下注射 筋肉注射
予防効果が高い
メリット 1回で済む
費用が安い
妊婦や免疫が低下している方も接種できる
持続期間が長い
デメリット 妊婦や免疫が低下している方は接種できない
持続期間が短い
費用が高い
副反応が比較的強い
2か月後から6か月未満の間に2回接種が必要
(接種部位の痛み78%)
50歳以上に限られる
費用 8,700円
(1回接種)
*要 2回接種
2回分費用合計:44,000円
(前金14,000円+後金8,000円)

 

 皮膚科  濱本千晶 先生
濱本千晶先生|東広島で皮膚科のご相談なら下山記念クリニック帯状疱疹やPHN(帯状疱疹後神経痛)をしっかり予防したい方、生ワクチンが接種できない方はシングリックス接種をお勧めします。
乾燥弱毒水痘ワクチンも、50代では発症率を1/3に減らす十分な効果があるので、ライフスタイルに合わせた選択が大切です。

ワクチン接種を希望される方は、まずはお電話にてご予約をお願いします。(月~土)

ワクチン接種を考えている方や迷っている方は、ぜひお気軽にご相談くださいね。(皮膚科外来:第1~4金曜日 終日)

 

 

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 🎀 下山記念クリニックでは2023年9月1日~2024年3月31日まで接種費用の助成を行います! 【LINEお友達】の方へはクーポンを配信させていただきました!これからお友達になられる方にもクーポンをお届けします! 助成クーポンを入手してくださいね!  乾燥弱毒水痘生ワクチン:8700円→6500円 シングリックス:2回接種合計:44000円→40000円

 

 

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