フットケアとは?広島県での認知度が低い?
今回、6月23日に広島市西区で開催されるの第21回他業種フットケア研究会にて講師として登壇する、「ふれあい訪問看護ステーション西条」所属の山口さんに、フットケアについて貴重なお話を聞いてきたので、2回にわたりお届けします。
山口さんは「足」というものの大切さについて多くの方へ知っていただきたいという想いから、今回の取材に快く応じていただきました。
皆様は「フットケア」という言葉を聞いてマッサージのようなものを連想される方が多いと聞きますが…
フットケアは転倒予防や※ADLの拡大につながるといわれていてます。
山口さん
老若男女行った方がいいのですが、特に高齢の方は足がむくみやすいんですが、フットケアを行うことでむくみが解消され、分厚くなった爪をケアすることで皮膚を傷つけてしまうのを予防する事ができます。
リラクゼーション効果もあるので、ケア後はよく眠れたり気分が良くなったり、そういう効果もあるかなと思っています。
※ADL:Activities of Daily Living
・日常生活に最低限必要な基本的動作
・日常基本動作
・日常生活動作
などと訳されます。
寝起きや移動、トイレや入浴、食事、着替えといった
日常生活に必要な最低限の動作のことで、【高齢化や障害の程度をはかる指標】とされています。
介護保険制度では、介護が必要か否かを判断する際に一定の尺度としてADLが活用されます。
ケアされていない状態の爪で皮膚を傷つけてしまい、その傷が原因で感染症に罹るという事も珍しくないようです。
フットケアはそうした状態になる前の「管理」の役割を持っています。
そういった重要な役割を持っているにも関わらず、広島では認知度が低いようで…
山口さん
実際にトラブルがないから興味を持てないのだと思いますが、
「もっと足について興味をもってもらいたい」
「フットケアってこういうものだよ」
という想いを持って日々お仕事をしています。
そんなに難しくない方法で予防ができるので、広島の方々にぜひフットケアについて知ってもらいたいです。
足のトラブルを簡単な方法で予防していく
山口さん
有効な予防策としては、「常に清潔を保つ」 「保湿をする」などが挙げられる…
症状によって対策や施術方法は変わりますが、日々のメンテナンスが重要という事です。
例えば「ウエットティッシュで拭く」だけでも清潔になり、なおかつ保湿効果があり、感染と肌トラブルの予防が出来ます。
そういった簡単な事でも足を「管理」する事につながるので、より足のトラブルを回避またはトラブルの早期発見ができるようになります。
これはケアをさせていただいている方には特におすすめしています!
また、足の機能維持に次の運動がおすすめされているようです。
山口さん
足の指を動かすことは非常に重要ですので意識してほしいです。
歩くことはもちろん、寝ながらでも良いので足の指を閉じる、開くを繰り返す「グーパー運動」と呼ばれるものだったり、足の指でビー玉を掴む動作を行ったり、足首を動かすことも筋肉や関節の機能を維持するために必要な事ですね。
このように、日常生活に取り入れやすい動作でもADL向上効果が期待出来ますが、前述の通り、特に広島県ではそういった情報が出回ることが少ないと聞きます。
広島県でフットケアイベントが開催されます!
そこで、皆様にフットケアについてもっと身近なものとして触れていただきたいとの想いから、全国のフットケアスペシャリストが集まり、「第7回足フェスin広島」というイベントを6/22広島駅南口地下広場で開催されます!
翌日6/23には全国のフットケア関連団体が結集し、「第21回他業種フットケア研究会」が広島県で開催されます!
※以下チラシをご参照ください。
第7回足フェスin広島ポスター
イベントでは、専門知識豊富な医師による講演や、足の測定を通じて適切な靴の選定に関する相談、そして物販コーナーなど、多彩なコンテンツが用意されています。
山口さん
足への興味が無い方は多いですし、フットケアは価格設定が高めなので余計に敷居が高く感じてしまうのが現状です。
フットケアに触れる機会は非常に少ないですが、イベントに参加していただくことでワンコインでフットケアを体験していただけますし、測定を通して自分の足について知れたり、自分の足に合った靴を相談できたりと、私自身がやりたいなと思ってしまうくらい楽しいコンテンツが盛りだくさんになっています!
ぜひ体験してほしいです!
次回は「フットケアの現場を取材してきました。」というテーマでお届けしたいと思います。
>>次の記事
フットケアとは?広島県での認知度が低い?
今回、6月23日に広島市西区で開催されるの第21回他業種フットケア研究会にて講師として登壇する、「ふれあい訪問看護ステーション西条」所属の山口さんに、フットケアについて貴重なお話を聞いてきたので、2回にわたりお届けします。
山口さんは「足」というものの大切さについて多くの方へ知っていただきたいという想いから、今回の取材に快く応じていただきました。
皆様は「フットケア」という言葉を聞いてマッサージのようなものを連想される方が多いと聞きますが…
フットケアは転倒予防や※ADLの拡大につながるといわれていてます。
山口さん
老若男女行った方がいいのですが、特に高齢の方は足がむくみやすいんですが、フットケアを行うことでむくみが解消され、分厚くなった爪をケアすることで皮膚を傷つけてしまうのを予防する事ができます。
リラクゼーション効果もあるので、ケア後はよく眠れたり気分が良くなったり、そういう効果もあるかなと思っています。
※ADL:Activities of Daily Living
・日常生活に最低限必要な基本的動作
・日常基本動作
・日常生活動作
などと訳されます。
寝起きや移動、トイレや入浴、食事、着替えといった
日常生活に必要な最低限の動作のことで、【高齢化や障害の程度をはかる指標】とされています。
介護保険制度では、介護が必要か否かを判断する際に一定の尺度としてADLが活用されます。
ケアされていない状態の爪で皮膚を傷つけてしまい、その傷が原因で感染症に罹るという事も珍しくないようです。
フットケアはそうした状態になる前の「管理」の役割を持っています。
そういった重要な役割を持っているにも関わらず、広島では認知度が低いようで…
山口さん
実際にトラブルがないから興味を持てないのだと思いますが、
「もっと足について興味をもってもらいたい」
「フットケアってこういうものだよ」
という想いを持って日々お仕事をしています。
そんなに難しくない方法で予防ができるので、広島の方々にぜひフットケアについて知ってもらいたいです。
足のトラブルを簡単な方法で予防していく
山口さん
有効な予防策としては、「常に清潔を保つ」 「保湿をする」などが挙げられる…
症状によって対策や施術方法は変わりますが、日々のメンテナンスが重要という事です。
例えば「ウエットティッシュで拭く」だけでも清潔になり、なおかつ保湿効果があり、感染と肌トラブルの予防が出来ます。
そういった簡単な事でも足を「管理」する事につながるので、より足のトラブルを回避またはトラブルの早期発見ができるようになります。
これはケアをさせていただいている方には特におすすめしています!
また、足の機能維持に次の運動がおすすめされているようです。
山口さん
足の指を動かすことは非常に重要ですので意識してほしいです。
歩くことはもちろん、寝ながらでも良いので足の指を閉じる、開くを繰り返す「グーパー運動」と呼ばれるものだったり、足の指でビー玉を掴む動作を行ったり、足首を動かすことも筋肉や関節の機能を維持するために必要な事ですね。
このように、日常生活に取り入れやすい動作でもADL向上効果が期待出来ますが、前述の通り、特に広島県ではそういった情報が出回ることが少ないと聞きます。
広島県でフットケアイベントが開催されます!
そこで、皆様にフットケアについてもっと身近なものとして触れていただきたいとの想いから、全国のフットケアスペシャリストが集まり、「第7回足フェスin広島」というイベントを6/22広島駅南口地下広場で開催されます!
翌日6/23には全国のフットケア関連団体が結集し、「第21回他業種フットケア研究会」が広島県で開催されます!
※以下チラシをご参照ください。
第7回足フェスin広島ポスター
イベントでは、専門知識豊富な医師による講演や、足の測定を通じて適切な靴の選定に関する相談、そして物販コーナーなど、多彩なコンテンツが用意されています。
山口さん
足への興味が無い方は多いですし、フットケアは価格設定が高めなので余計に敷居が高く感じてしまうのが現状です。
フットケアに触れる機会は非常に少ないですが、イベントに参加していただくことでワンコインでフットケアを体験していただけますし、測定を通して自分の足について知れたり、自分の足に合った靴を相談できたりと、私自身がやりたいなと思ってしまうくらい楽しいコンテンツが盛りだくさんになっています!
ぜひ体験してほしいです!
次回は「フットケアの現場を取材してきました。」というテーマでお届けしたいと思います。
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