2024年9月に実施したCPAP患者への接遇調査の結果をご報告します。
本調査は、医療スタッフの態度と患者様への説明能力を評価することを目的としています。
調査概要
- 調査期間:2024年9月10日~9月28日
- 対象者:2024年8月までにCPAPを導入された患者365名
- 回答者数: 95名
■患者属性(人)
年代 | 30代以下 | 40~60代 | 70代以上 | 合計 |
男性 | 3 | 68 | 13 | 84 |
女性 | 3 | 6 | 5 | 14 |
合計 | 6 | 74 | 18 | 98 |
■CPAP使用年数(人)
1年未満 | 14 |
1~2年未満 | 5 |
2~5年未満 | 20 |
5年以上 | 56 |
総計 | 95 |
■年代別理解と態度(人)
【理解度】
30代以下 | 40~60代 | 70代以上 | 総計 | |
よくわかる | 2 | 61 | 16 | 79 |
まあわかる | 1 | 12 | 13 | |
どちらでもない | 1 | 1 | 2 | |
時々わからない | 1 | 1 | ||
総計 | 3 | 74 | 18 | 95 |
【態度】
30代以下 | 40~60代 | 70代以上 | 総計 | |
よい | 2 | 65 | 16 | 83 |
まあよい | 1 | 8 | 1 | 10 |
どちらでもない | 1 | 1 | 2 | |
総計 | 3 | 74 | 18 | 95 |
調査結果のポイント
- 患者様の理解度: 「よくわかりました」と回答された全体の83%、次は「わかりました」が14%と、患者様のほとんどがスタッフからの説明に対して高い理解度を示しました。
- スタッフの態度: 「よい」および「まあよい」との評価をいただいた割合は98%と、多くの患者様から高い評価をいただいております。
患者様の声
-
-
- 「よくしてもらっています。よろしくお願いします」
- 「睡眠がしっかりとれて体調がいいです」
- 「不安なことがあり電話をしたが、丁寧に対応して頂いた」
- 「小型で静かなCPAPができることを期待してます」
- 「詳しく説明される。よく理解できます。体重減量がんばります」
- 「長期間特に問題なければ経過観察機関(間隔)をのばしてほしい(頻度を減らしてほしい)」
- 「印刷した結果表を紙で頂けると後ほどゆっくり見て本人もチェックできると思う」
- 「毎日していますが、特に違和感なく使わせていただいています」
- 「順調に使っています。特に気になるところはありません」
- 「予約を3ヵ月前からにしてほしい」
- 「いつもありがとうございます」
- 「今までかかわった皆さん『最高に良い』です」
- 「装着率を高くしていくように頑張ります。いつもご指導ありがとうございます」
- 「詳細な機能について知りたい。特に何ができて何ができないのか。過去データの見方等」
-
今後のCPAP患者様への対応
今回の調査でいただいたご意見をもとに、さらなるサービス向上を目指して取り組んでまいります。特に、経過観察の頻度調整や、より詳細な機器説明の提供についても改善を進めていきます。下山記念クリニックでは、今後も患者様が安心してCPAP治療を続けられるよう、質の高いケアを提供してまいります。
調査にご協力いただきました皆様に、改めて感謝申し上げます。
睡眠時無呼吸症候群かな?症状のある方は一度ご相談を
1.いびきをかく人
- 大きないびきや途切れないようないびきをする場合、睡眠中に気道が一時的に閉塞している可能性があります。
2.日中の眠気や疲れを感じる人
- 夜にしっかり寝ているはずなのに、日中に強い眠気や倦怠感を感じる場合、睡眠時無呼吸が原因で十分な休息が取れていない可能性があります。
3.寝ている間に呼吸が途絶えた人
- 家族やパートナーから「寝ている間に呼吸が続いている」と指摘された方は、無呼吸エピソードがあるかもしれません。
4.朝起きたときに頭痛や喉のフキがある人
- 無呼吸により酸素が不足するため、朝に頭痛を感じたり、口呼吸のために喉が乾燥していることがあります。
5.高血圧や心疾患を持っている人
- SASは高血圧や心疾患のリスクを高めることが知られています。特に治療に反応しにくい方は、SASが関係している可能性があります。
6.肥満の方
- 肥満はSASのリスクを高めるのが一つです。首回りが比較的方は、気道が狭くなりやすく、無呼吸になりやすい傾向があります。
7.頻繁にトイレに行く人(夜間頻尿)
- 睡眠中に何度もトイレに起きるのは、無呼吸による体への負担が原因となっている場合があります。
8.集中力や記憶力の低下を感じる人
- 良質な睡眠が取れていないため、脳の機能が低下し、集中力や記憶力に影響が出ることがあります。
9.糖尿病やメタボリック症候群の方
- 睡眠時無呼吸症候群は、インスリン抵抗性を悪化させ、糖尿病のリスクが高まる可能性があります。
10.精神的な不調を感じる人
- 不安やうつ症状など、精神的な不調が続いている場合も、質の悪い睡眠が原因の一つとなっている可能性があります。
これらの症状に心当たりのある方は、一度受診して、ご相談されることをおすすめします。